髪の毛・薄毛に対する効果
赤ワインは頭皮に良いので、ハゲている人はガバガバ飲んだ方が良いといった記事を良く見かけますが、それらは間違いです。
たしかに、赤ワインに含まれるポリフェノールの1種、レスベラトロールには頭皮を含む肌の抗酸化作用があります。頭皮や毛穴の皮脂の酸化を防ぐことで、頭皮の健康的な状態に維持することができ、かゆみや湿疹などを招きにくくなります。(ちなみに、白ワインにも同様の効果が期待できますが、ポリフェノールの含有量が赤ワインと比較すると小さいです。)
しかし一方で、お酒を摂取することは育毛面ではマイナスに作用します。お酒には糖分が多く含まれております。ホロ酔いで繰り返しおかわりなんかしてしまうと、糖分を過剰に摂取することになり、そのことが頭皮や毛穴の皮脂分泌を活性化させ、髪の毛が抜けやすい環境を招いてしまいます。また
L-リジンなどと同じく毛髪生成の必要成分であるL-シスチンは、アルコールを分解する作用も併せ持つため、アルコールを摂取すればするほど、毛髪生成の必要成分を体内から奪うことになります。このようにメリットよりもデメリットが大きいため、赤ワインは決して髪の毛・頭皮に良いというわけではありません。お酒の中ではまだマシといった程度のものです。
この食材・食品を使った代表的な料理
- そのまま飲む
- 牛肉の赤ワイン煮込み
- 赤ワインのジュレ
- カチュッコ
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